図説　日本呪術全書

豊島　泰國　著/原書房

日本の歴史に現れた主要な呪術や呪法の方法、それにまつわる史話やエピソードを宗派別の枠組みで分類してまとめた書。秘められた闇の力の系譜に鋭く迫る希少図版280点余。

第一章　密教系の呪術
第二章　修験道系の呪術
第三章　陰陽道系の呪術
第四章　日蓮宗系の呪術
第五章　神道・古神道系の呪術
第六章　浄土真宗系の呪術
第七章　禅宗系の呪術
第八章　教派神道系の呪術


呪術とは、ある人にとっては何かしらおぞましいもの・非科学的な迷信の類にすぎないが、学者の説を総合して呪術を定義すれば、神仏あるいはある種の超自然的な威力によって災禍を免れたり起こしたりすることであって、必ずしもダークイメージのなかにどっぷりと浸かっているわけではないのである。