江戸の占い
大野 出 著/河出書房新社
占いは、江戸時代に極まる！
人相、おみくじ、夢占い そして「晴明秘伝袖鑑」がいま甦る。
江戸時代にどのような占いがあったのかということを網羅的に紹介するのではなく、用いられていた占いから、その社会やその時代の空気を読み解こうとするもの。
第一章 安倍晴明の占い
１ 安倍晴明と占い
２ 晴明秘伝袖鑑
第二章 夢占い
１ 秘伝の夢占い書
２ 秘伝の公開
３ 夢占いの系譜
４ 夢占いと呪い（まじない）
第三章 人相による占い
１ 江戸時代の人相判断
２ 日本人の顔
３ 共通認識としての人相
第四章 江戸時代のおみくじ
１ おみくじ研究の現在
２ 元三大師御籤本の構成要素
３ 職分ごとの運勢判断
４ おみくじと侍
５ 神社の仏占
第五章 おみくじの深奥
１ 注解による元三大師御籤本の分類
２ 御御籤本における信仰対象
３ 御御籤本における倫理的処世訓
４ 御御籤本における現世的願望
５ 倫理的処世訓と現世的願望との関係
６ 運勢転換の思想
2,000 円
